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新刊案内

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看板誰かのやりたいこと邪魔しない
スクロールを止めさせずスキップも求めない
ただそこに見えている
だから嫌われない

スマホ広告に疲れていませんか?

 いつの間にか、私たちの暮らしはデジタル広告にすっぽりと覆われるようになりました。どこを見回しても、スマホやパソコンの画面には無数の広告が点在しています。そんなデジタル広告は、企業にとって「今もっとも効果的な手段」とされ、多くの企業が競うように資金を投入しています。しかし、本当にその期待どおりの効果を上げているのでしょうか。

 

 2025年4月に実施された「Z世代が抱く広告のイメージ」に関する調査(株式会社ICA)では、「広告から受けた印象が企業の印象に影響するかどうか」という問いに対し、過半数の人が企業の印象に広告が強く関係していると認識しています。

 「信頼できそうな広告は企業そのものも信頼できそうに見える」という理由が45.8%と最多でしたが、一方で、「過剰な広告は企業イメージを下げる」と回答した人も25.2%に達しています。つまり広告というものは、よほど内容や頻度に注意を払わないと、かえって企業イメージを傷つけてしまう可能性があるわけです。

 そしてこのことは、特にデジタル広告(動画広告、バナー広告などのネット広告、SNS広告)に対して顕著に当てはまることが調査で明らかにされました。

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 実際に、「どのような広告が不快に感じるか」という質問に対しては、動画広告がもっとも嫌われており、なんと合計89.9%もの人が「動画広告を不快に感じる」と回答したのです。さらに、バナー広告やSNS広告もそれに次ぐ勢いで不評であり、全体的にデジタル形式の広告は軒並み否定的な感情を抱かれているという状況です。

 

 これは決してZ世代に限定された話ではなく多くの世代に共通している傾向であり、デジタルに溢れすぎた日常生活が原因で広告に疲れ、むしろ広告の多い企業に対して不信感や距離感を感じ始めていることがわかります。

 企業側としては、認知度を高め、売り上げを伸ばそうと広告を展開するわけですが、皮肉にも、その過剰さや内容次第では逆効果となり、企業への悪感情が集客や売り上げに直接的な悪影響を及ぼすリスクが生まれてしまっているのです。

 

 では、そんな現代では、どのような広告が効果的なのでしょうか? 

 ここで再注目したいのが「看板広告」です。デジタル広告に対して高まる不快感や忌避感がある一方で、実は野立て看板を含むアナログ広告には、人々が思う以上の高い好感度があることが調査から示されています。

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 デジタルの海に沈みがちな現代、じつは「そこに立っているだけ」でブランドの記憶をつくる──そんな静かな力を持つ広告媒体が、野立て看板です。
 本書は、広告デザイナーであり感性工学研究者でもある著者が、脳科学や心理学、ブランド戦略の理論をもとに、“見る人の記憶に残る看板”のつくり方を丁寧に解説した一冊。あなたの会社やサービスが「思い出される存在」になるためのヒントが、ここにあります。「広告はウザいもの」と思われがちな今だからこそ、あえて“スワイプできないリアル広告”に、未来のブランド価値を託してみませんか?

本書の主な目次

◆第1章◆  AI時代にあえて“野立て看板”を選ぶ理由

◆第2章◆ “感性工学”でブランド構築

◆第3章◆  知っておきたい「MOT」の概念と看板への落とし込み

◆第4章◆  印象に残る看板デザインとコピーの考え方
 

◆第5章◆  海外事例から見る消費者の感性に響く看板デザイン

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◆第6章◆  ブランドとは“見せる”のではなく“感じさせる”もの

◆第7章◆ 「感性工学×野立て看板」事例集

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看板広告の持つ記憶効果と感性工学を融合させ、新時代の広告戦略を提案する一冊。

AI時代における野立て看板の価値を科学的に掘り下げ、デザイン心理や感性に訴える手法を通して、ブランド構築の新しい方向性を解説します。

日本感性工学会理事を務める髙橋由樹が、理系デザイナーの専門性を活かし、人々の記憶と感覚に響く広告哲学を提示。

ブランド戦略を模索する幅広い分野に向けた必読の一冊です。

定価 1,900円(税込)

著者プロフィール

日本感性工学会 理事

(株)ブランディングボード 取締役 CTO

髙橋 由樹 Yuki Takahashi

横浜市立大学理学部卒業、同大学院総合理学研究科修了。千葉大学工学部デザイン工学科卒業。「生物が色を見るしくみ」を解明するため、錯覚を手がかりに色覚モデルの構築をめざす神経行動学を専攻。研究成果を学術の枠にとどめず実務へ活かすべく広告業界に進み、通行人の感性を誘導する看板デザインの仕組みづくりに取り組む。工学院大学の椎塚久雄教授から『感性工学』の指導を受け、感性誘導に関する研究を重ね、多数の論文を発表。感性の数値化と心理学的知見をデザインに落とし込み、「集客看板」デザインに再現性のあるロジックを構築している。

  • 商品情報

    感性で設計する野立て看板論

    四六判 ソフトカバー

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